
好事家達のカタルシス まとめページの見方
好事家ネット主催のインターネットラジオ「好事家達の秘かな愉しみ」にて行われている、歌詞の解釈を行うコーナー“好事家達のカタルシス”のまとめページです。無断転載はご遠慮ください。
《 》で囲まれた部分は、今回取り上げられる楽曲からの引用です。
背景が灰色の部分は、生放送中に掲示板に書き込まれたレスを引用したものです。
部分的に、まとめる際に必要となる改変を施してありますので、ご了承ください。
今回の楽曲について
「薔薇色翠星歌劇団」 (ばらいろ すいせい かげきだん)
作詞・歌 宝野アリカ 作曲・編曲 片倉三起也
♪原曲 『月下の一群』 メジャーデビューアルバム 1993年発売
♪弦曲 『Etoiles』 セカンド・ストリングスアルバム 2004年発売
童話本 『薔薇色翠星歌劇団』 原著・宝野アリカ
考えられる登場人物
主人公(女性)=Diva=Prima/薔薇色の少女たち/あなた(男性と思われる)
主な言葉とその意味
☆『Etoiles』バージョンでは省略されているが、原曲ではフランス語による台詞が多い。
- 83 :夏色:2007/07/14(土) 23:11:26 ID:SEoFLeAg
- 《"Vous etes libre ce soir?"》
は翻訳かけたら、
「あなたは、今夜自由ですか?」だそうですよ。 つまり、「今晩お暇?」って事?
☆「etes」は英語で言うbe動詞のナントカ活用とか、そういった立場なのではないかという結論。
次回以降、誰かフランス語が得意な人を呼ばねばなるまい。
☆「je t'aime, mon amour」は、「ジュテーム モナムール」。意味は?
- 88 :cxJr99ds:2007/07/14(土) 23:14:31 ID:9qVAxZlA
- 《je t'aime, mon amour》
は
I like you, my love,
- 93 :謎駄菓子:2007/07/14(土) 23:16:38 ID:WpMo96EM
- 《je t'aime, mon amour》
は翻訳機によると 私はあなたがすきですね 、という妙な日本語に。
 ☆「私はあなたがすきですね」。他人事かよ、ってねw
テーマ
1 《薔薇色の 悪戯な少女たち》の正体とは。悪戯とは。
2 《窓に残る闇色の洋墨(インク)》 とは一体。
3 《甘く哀しい 翡翠色》 翡翠色に込められているものとは。
4 《さだめのPrima》 Primaのさだめとは。
5 《わたしはDiva 脱げない沓(くつ)で》 何故沓を脱げない(脱がない)のか。
6 『薔薇色翠星歌劇団』の正体とは。
1 《薔薇色の 悪戯な少女たち》の正体は。そしてその悪戯とは。
☆第一段落より 《香水壜から 現れては 眠り覚ます 薔薇色の 悪戯な少女たち》
この正体とは一体。説はほぼ一つに絞られている。
- 86 :レク:2007/07/14(土) 23:12:31 ID:F6j.5FHg
- 《悪戯な少女たち》は、あの物語から考えたら、少女が夜、香水壜を開けっ放しにしたら周りに妖精の少女達が現れたとかいうことじゃないんでしょうか?
- 87 :謎駄菓子:2007/07/14(土) 23:14:05 ID:WpMo96EM
- 薔薇の香り、薔薇の香りの風で眠りを覚まさせる少女達、みたいな感じですかね。
香水ビンの中が薔薇の香りでもあり、
眠りの中に最初入っていたその人には、薔薇の麗しい少女のように感じたのではないのでしょうか。
- 90 :凪:2007/07/14(土) 23:15:20 ID:cINWeci.
- 薔薇色の少女=香水そのものかな、と思いました。
香水の色が薔薇色なんじゃないかと。
で、直後の歌詞から、悪戯=昔に記憶を戻すこと。
☆直後の台詞とは、  前出の《"Vous etes libre ce soir?"》のこと。
にしても香りを「少女たち」と喩えるとは、ロマンティックですよね。
- 95 :愚人:2007/07/14(土) 23:19:43 ID:/fCHSP6I
- 《あなたを恋した あの日々に そっと戻す》
香水は昔の恋人との思い出を思い出させるアイテムでしょうかね。
- 102 :夏色:2007/07/14(土) 23:23:14 ID:SEoFLeAg
- 悪戯が昔を思い出すことなら、
思い出が薔薇色っだったのかも知れないですね。 だからその思い出を運ぶ少女達も薔薇色。
☆物語のベースは『記憶』にありそうです。
2 《窓に残る闇色の洋墨(インク)》 とは一体。
☆第五段落より 《美しい夜明けが 降りるまでに 窓に残る 闇色の 洋墨で手紙 書く》
今回のカタルシスで最も時間を要した議題です。
- 97 :謎駄菓子:2007/07/14(土) 23:21:22 ID:WpMo96EM
- 窓の片隅で置いてある真っ黒なインクで誰かに送る手紙を書くのではーと。
外は夜でその色とインクの色が同じ色だから闇色をつかったのはと思います。
窓の片隅=机が窓元にあるかもしれません。
- 121 :レク:2007/07/14(土) 23:34:16 ID:F6j.5FHg
- 「闇色の洋墨〜」は、物語から考えると、夜にその少女が憧れの青年(おじさん?)に手紙を書く、とかそういうことじゃないんでしょうか?
- 103 :愚人:2007/07/14(土) 23:23:14 ID:/fCHSP6I
- 窓に残るって…何?
窓にくっついていたインクを掻き集めていたというのなら面白いですけど違うでしょうね。
☆本当にそうなら、いきなりシュールですよね。
そして、個人的に一番納得の出来る解釈がコレ↓。
- 113 :凪:2007/07/14(土) 23:29:19 ID:cINWeci.
- 「闇色の洋墨」は本当に夜の闇のことじゃないでしょうか。
「薔薇色の少女たち」に眼を覚まされてから、 昔の恋を思い返して夜を明かしている状況の気がします。 昔の恋人に"je
t'aime, mon
amour"なんて手紙は書かないですよね。
だから、窓の外に夜明けが降りてくるのを見つめながら 心の中で昔の恋人に宛てて書いているんじゃないかと。
- 123 :秘かに愉しむ好事家:2007/07/14(土) 23:35:20 ID:KiZwjLPE
- >>113に同意
その光景が目に浮かんだ
☆うわあ、とてもロマンティック。もうロマンティックがとまらn(殴
3 《甘く哀しい 翡翠色》 翡翠色に込められているものとは。
☆第六段落より 《あなたに抱かれて 見た夢の 甘く哀しい 翡翠色 いつまでも 消えぬと》
ちなみに翡翠色(ひすいいろ)っていうのは、 ■■■←こんな色だそうです。
- 112 :愚人:2007/07/14(土) 23:29:14 ID:/fCHSP6I
- 翡翠と琥珀を勘違いしてた…
考え直しだチキショー
- 115 :謎駄菓子:2007/07/14(土) 23:29:51 ID:WpMo96EM
- ヒスイは基本的に緑ですね。大体は
多分、アナタの目はヒスイのような瞳だったんじゃないですか。 その目に見つめられてそれがずっと残ってるのでは。 その瞳の色が甘く哀しいような雰囲気だったのかと。
- 118 :愚人:2007/07/14(土) 23:32:59 ID:/fCHSP6I
- 翡翠は主人公の目の色じゃないかと。
香水で呼び覚まされた甘く哀しい思い出を目に浮かべている様子を表現しているのだと思います。
☆話題が一段楽したところで、別の問題。
- 114 :cxJr99ds:2007/07/14(土) 23:29:46 ID:9qVAxZlA
- 《消えぬと》の「と」が解りませんね、また
- 119 :haru:2007/07/14(土) 23:33:10 ID:AIb0L0TI
- 《消えぬと》
「と」の前までが手紙の文章の続きなんでしょうかね?
《"je t'aime, mon amour"》から《消えぬ》までが手紙の文章なのかと。
☆なるほど。こういう文章、古典の授業で見た覚えがあります。
どうでもいいけど、たった今地震で揺れました。
4 《さだめのPrima》 Primaのさだめとは。
☆サビのメロディーで幾度と繰り返されるキーワード、《Prima》。何者。
- 132 :謎駄菓子:2007/07/14(土) 23:43:01 ID:WpMo96EM
- 《Prima》
それは《Diva》と呼ばれるプリマドンナの略です。 この唄の女の人はプリマドンナではないでしょうか。 歌うことが運命(さだめ)のプリマドンナはアナタと言われる人のためにひたすら歌うのでは。
プリマバレリーナの略でもあるのでその場合は あなたにこの思いの舞いを捧ぐという意味の可能性もありますね。 いっそ両方の可能性が。
- 136 :レク:2007/07/14(土) 23:43:59 ID:F6j.5FHg
- 《さだめのPrima》は、物語から考えると、その歌劇団のNo.1の《Prima》の少女が舞台に上がれなかったという昔話を歌ったのでしょうか?
ちなみに、後にその《Prima》の少女とその主人公の少女の憧れの青年(おじさん)との間に生まれるのが、×××です。
- 141 :愚人:2007/07/14(土) 23:49:08 ID:/fCHSP6I
- 《Prima》の運命は恋を唄い続けることかと。
というよりあなたに恋をしたまま一生を繰り返していくことかな。 「私振られても一生あなたへの気持ちを唄い続けて生きていくわ」みたいな。
- 164 :ossan:2007/07/15(日) 00:02:14 ID:nGENume2
- 《さだめのPrima》
好きだった人が死んでしまったためにその恋が永遠に終わらない。とか?
☆さすが、『歌劇団』。ちなみに、《Diva》とは『歌姫』という意味ですね。
- 140 :ossan:2007/07/14(土) 23:45:40 ID:nGENume2
- プリマハムしか思いつかんな。
【番外】 《月をも黙らせるソネットを》って?
☆《ソネット》ってなんじゃらほい。
- 139 :cxJr99ds:2007/07/14(土) 23:45:01 ID:9qVAxZlA
- 《ソネット》って辞書見てもニュアンスが全然わかりません。
- 145 :凪:2007/07/14(土) 23:52:18 ID:cINWeci.
- ソネット:ヨーロッパ叙情詩の一形式。
叙情詩:作者の感情や情緒を表現した詩。リリック。
リリック:叙情詩。
Yahoo辞書に文句言いたい。分かるかあ!
- 159 :ドレスデン:2007/07/14(土) 23:59:07 ID:uJZSFTf2
- 《ソネット》 14行から成る近世ヨーロッパ文学の小押韻詩形。
イタリアに起こり、ぺトラルカを始めロンサール、シェークスピアらが駆使した。
十四行詩。 ・・・と、私の辞書には載っていましたが・・・。
☆『作者の感情や情緒を表現した叙事詩』ということなのでしょうか。要するにポエム?
【番外】 《あなたを恋した あの日々に》ということは?
☆お題は事前に募集しているカタルシスのコーナーですが、
もちろん途中で気になった部分を取り上げるのも歓迎なわけです。
- 156 :ossan:2007/07/14(土) 23:58:51 ID:nGENume2
- 《あなたを恋した あの日々に》
恋人or好きだった人は今はどうなったんでしょう?
- 163 :cxJr99ds:2007/07/15(日) 00:01:44 ID:9qVAxZlA
- >>156
ずっと歌詞から悲しみと怨みを感じてましたw
- 165 :愚人:2007/07/15(日) 00:02:21 ID:/fCHSP6I
- >>156
何らかの形で主人公と離れたことだけは分かりますけど… それ以上は脳をフル回転させて想像力を使うしかないですね。 歌詞には相手の記述は無いですし。
☆こうして話し合う場を作っていますが、結局解釈は無限大に広がるんだなあということを
感じられるのが、「好事家達のカタルシス」一番の魅力ですよね。ぼくはそう思っています。
5 《わたしはDiva 脱げない沓(くつ)で》 何故沓を脱げない(脱がない)のか。
☆最終段落より 《わたしはDiva 脱げない沓で ひとりぼっちで 踊る》。
非常に幻想的な終わり方。次のお題へも繋がっていきます。
- 148 :謎駄菓子:2007/07/14(土) 23:54:37 ID:WpMo96EM
- 舞台という名の沓ではないでしょうか。
脱ぐことを許されない沓で、降りることを許されない沓で ただ舞台で一人ぽつりと歌い舞うのかもしれませんね。彼女は。
- 152 :凪:2007/07/14(土) 23:56:57 ID:cINWeci.
- 昔の恋人への想いを吹っ切りたいけれど吹っ切れなくて、
恋人がいなくなっても恋の舞台でひとり踊り続ける。
脱ぎたいけど脱げないんだと思います。
- 155 :愚人:2007/07/14(土) 23:57:47 ID:/fCHSP6I
- 沓を脱がない理由は主人公が《さだめのPrima》だからかと思っています。
主人公が踊っているのは恋という舞台。 主人公はその舞台の主役であることを運命づけられているがために沓を脱ぐことが出来ない(恋を辞められない)。
自分の書いてることの意味分かりますかね…
☆ところで、エンデルセン童話の『赤いくつ』ってご存知?
- 146 :レク:2007/07/14(土) 23:53:44 ID:F6j.5FHg
- 《わたしはDiva 脱げない沓で》は、哀しさとかのあまり永遠に踊り続けるとか?
なんか怖いですね。童話の「あかいくつ」みたい。
- 149 :夏色:2007/07/14(土) 23:55:35 ID:SEoFLeAg
- >>146
アンデルセン童話ですね。
- 158 :凪:2007/07/14(土) 23:59:07 ID:cINWeci.
- 『赤い靴』
カーレンは最終的に、首切り役人に足を切り落としてもらうんですよ。
それでやっと踊ることをやめることができるんです。
アンデルセンって、『雪の女王』といい『人魚姫』といいシュールですよね。
- 160 :謎駄菓子:2007/07/15(日) 00:00:08 ID:WpMo96EM
- あれ、あかいくつって最終的に靴を履いた子の足を切ったんでしたっけ。ずばっと。
- 169 :ドレスデン:2007/07/15(日) 00:04:27 ID:uJZSFTf2
- ≪160
その通りなのですよ! それで靴を履いたままの脚だけ踊り続けて何処かへ行ってしまうのです・・・。
- 173 :銀空線:2007/07/15(日) 00:07:45 ID:4HA9NWuk
- 子供って残酷ですよね・・・純粋に
☆本当に、残酷ですよね。興味のある人は読んでみるといいのでは?
6 『薔薇色翠星歌劇団』の正体とは。
☆最後のお題。解釈はおよそ三通り。
- 190 :愚人:2007/07/15(日) 00:18:22 ID:/fCHSP6I
- 登場人物
・わたし ・悪戯な少女達 ・あなた
この中から好きに組み合わせて劇団を作りましょう。
- 182 :ossan:2007/07/15(日) 00:10:28 ID:nGENume2
- 一人なのに劇団なのは何でだろう?
劇団ひとりってことか?
《薔薇色の悪戯な少女たち》 のことかあるいはそれプラス主人公だと考えられるな。
☆《香水壜の香り》=《薔薇色の少女たち》、彼女たちが歌劇団説。
- 178 :レク:2007/07/15(日) 00:09:22 ID:F6j.5FHg
- 「薔薇色翠星歌劇団」とは・・・香水の香りに誘われて一人ぼっちの少女の前に現れた、妖精達がそうなんじゃないんでしょうか?
本当に素敵な話ですよね。
- 191 :ossan:2007/07/15(日) 00:18:44 ID:nGENume2
- 薔薇色翠星歌劇団とは?
香水瓶の香りのことだと思う。 主人公はその劇によって昔の思い出に浸っているのだろう。 でも実際はひとりぼっち。 ああ愛しい人よ!!
少し想像力を使いすぎかもしれんが 香水壜=麻薬
ということも考えられるのでは?
Vous etes libre ce
soir
今晩お暇?と言っているのはいたずらな少女たち。
麻薬の誘惑か?
いずれにせよ香水壜が主人公にとって麻薬的なものには違いないと思う。
恋に捕われたさみしい女の話
ってことでしょう。
☆主人公の女性の中にいる、という説も。
- 176 :謎駄菓子:2007/07/15(日) 00:08:30 ID:WpMo96EM
- 女の人の心の中に無数の感情があり、それが合わさって歌劇団になってるんじゃないんですかね。
薔薇色の香りが立ち込めた歌劇団 あのヒスイ色の瞳がずっと心の中から離れない思いを歌う歌劇団 翠星は翡翠だと思いますきっと。何故なら漢字g(殴
- 187 :cxJr99ds:2007/07/15(日) 00:14:06 ID:9qVAxZlA
- >>176
いいですね、その歌劇団の解釈。 それなら悲しさ愛しさに怨みとか加えても不自然じゃありませんね。
- 199 :愚人:2007/07/15(日) 00:23:10 ID:/fCHSP6I
- 昔の自分の恋愛を劇に見立てて思い起こしているのか。
今の自分は観客で昔の自分は劇の主役とか。
☆本当に、どれでもアリなんですよね。
☆また今宵も素敵なカタルシスができたのではないでしょうか。
おまけ、かたるしす川柳
- 213 :ossan:2007/07/15(日) 00:29:28 ID:nGENume2
- まとめ川柳
さだめのDJ 深夜のラジオ ひとりで喋る
やっぱり5・7・5にならんなぁ・・・
☆もはや“ゴロが良いだけ”なんじゃないのw
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