好事家達のカタルシス まとめページの見方
 好事家ネット主催のインターネットラジオ「好事家達の秘かな愉しみ」にて行われている、歌詞の解釈を行うコーナー“好事家達のカタルシス”のまとめページです。無断転載はご遠慮ください。

 《 》で囲まれた部分は、今回取り上げられる楽曲からの引用です。
 背景が灰色の部分は、生放送中に掲示板に書き込まれたレスを引用したものです。
 部分的に、まとめる際に必要となる改変を施してありますので、ご了承ください。


今回の楽曲について
「阿修羅姫」 (あしゅらひめ)
作詞・歌 宝野アリカ  作曲・編曲 片倉三起也
♪2005年 シングル 『阿修羅姫』 収録
♪2007年 ベストアルバム 『薔薇架刑』 収録
放送:好事家達の秘かな愉しみ26 2007年7月21日


今回の画室
☆久々の画室。
夏色さん 謎駄菓子さん
☆画像をクリックしたら大きく表示されますよ。


楽曲の特徴
☆解読が非常に困難な一曲であると宣言できた今回、阿修羅姫。
  歌詞のところどころに、“百人一首”からの引用が見受けられる。
☆というか、単純に漢字が読めない。
☆とりあえず、主な単語について、予め案内しておく。
阿修羅(あしゅら)
1 インド神話で、不思議な力を備えていた神々の称。のちに、悪神とされて、常にインドラ神と争う悪魔・鬼神とされた。仏教では、仏法を守護する天竜八部衆の一。修羅。
2 「阿修羅王」の略。
3 「阿修羅道」の略。

修羅
1 阿修羅の略
2 争い
阿修羅王
阿修羅の長。修羅王。
阿修羅道
六道の一。阿修羅の住む、争いや怒りの絶えない世界。また、そういう生存のあり方。修羅道。修羅界。
諸行無常(しょぎょうむじょう)
仏教の根本主張である三法印の一。世の中の一切のものは常に変化し生滅して、永久不変なものはないということ。
夜叉般若(やしゃはんにゃ)
能面の一。2本の角、大きく裂けた口をもつ鬼女の面。女性の憤怒と嫉妬とを表し、「葵上」「道成寺」などに用いる。面打ちの般若坊が始めたと伝える。般若面。
雛罌粟(ひなげし・こくりこ)
シ科の一年草。高さ30〜90センチ。全体に毛があり、葉は羽状に深く裂けていて白粉を帯びた緑黄色。5、6月ごろ、大形の紅・桃・白色などの4弁花が咲く。八重咲きの品種もある。ヨーロッパ中部の原産。観賞用。虞美人草。美人草。ポピー。《 夏》
魑魅魍魎(ちみもうりょう)/夢魔(むま)
いろいろな化け物。さまざまな妖怪変化。/夢の中に現れて人を苦しませる悪魔。転じて、不安や恐怖を感じさせる夢。
空蝉(うつせみ)
この世に現に生きている人。転じて、この世。うつしみ。
☆まー むつかしいですわ。

キーワード・百人一首いろいろ
☆サビの最後につくカタカナの百人一首。凪さんのカキコミから引用しています。
恨みざらまし
『逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし』 中納言朝忠
 意訳 「もしもあなたと逢うことがまったくないのならば、あなたに逢えない悲しみや苦しさで、他人や自分を恨んだりすることなんてないのに」
身もこがれつつ
『来ぬ人を まつ帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ』 藤原定家
 意訳 「いくら待っても来てくれない人を待つわたしは、松帆の浦で夕凪の頃焼いている藻塩のように、燃える想いに身を焦がしています」
玉ぞ散りける
『しらつゆに 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける』 文屋朝康
 意訳 「秋の朝、野の草に露が降りている。そこを風が吹き抜けると、まるで糸を通して止めていない水晶の玉が飛び散るように、きらめいて美しい」
身のいたづらに
『あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな』 謙徳公
 意訳 「冷淡にわたしを捨ててしまったあなた。そんなわたしに同情してくれる人も思い当たりません。わたしはこのままあなたを恋いながら、虚しく死ぬ日をただ待っているだけなのです」
☆すべてが男性の歌。




議題
《夜叉般若の面 華の貌 あなたが逢うのはどっちの私》
どのような時に《夜叉般若の面》となり、《華の貌》となるのか。
《阿修羅修羅の舞》《阿修羅修羅の詠》
《阿修羅修羅》とは。《舞》と《詠》が示すものとは。
《禍の夢を 仄い土の底に孕んで 刻満ちる女は 赤い雛罌粟 狂い咲くでしょ》
《禍の夢》とは。それを《仄い土の底に孕》むとは。
《刻満ちる女》とは。《赤い雛罌粟》の示すものとは。
《交わった縁の 指切る綾取り》
《指切る綾取り》とは。
☆分からないところだらけの今回。結論は此れ如何に。




はじめに☆
☆今回のカタルシスの解釈は非常に多岐にわたったので、予め諸説を紹介しておく。
☆まず、主人公の少女の“戦い”に関する話。
  そもそも、作詞の宝野氏が、「阿修羅」を歌詞に用いた理由とは。
162秘かに愉しむ好事家:2007/07/21(土) 23:35:21 ID:fLM3dJtc
戦いのイメージのある「阿修羅」という言葉を使いたかった。
お姫様なのでちょっとかわいく。
こんな女に惚れられたら困る、といった感じ。

以上、アニカンインタビュより。
☆つまり、楽曲から“戦いのイメージ”はぬぐえないものとなっている。
☆それを意識した上で、以下の説が浮上。
129ossan:2007/07/21(土) 23:16:48 ID:bCLphrYQ
現在考えている主人公の女の人物像は
1、殺し屋
2、死ぬほど恋してる
自分は2かなと、
あと、1番と2番と最後の部分は別々の話になっているようにも感じる。
134レク:2007/07/21(土) 23:20:14 ID:F6j.5FHg
《阿修羅修羅〜》は、その時戦いがあってその主役の武士の女性(?)がその恋人(武士)と戦っている場面が頭に浮かびました。(でも狂っているように戦っているようにも聞こえる)
ちなみにあたしはその場面は武装錬金の主人公のカズキと斗貴子さんで思い浮かびました(笑)
139alice:2007/07/21(土) 23:21:25 ID:xNR6Z1/U
愛し過ぎて、想い過ぎて、いっそ殺して私だけのものに。って感じがします。
120逝姫:2007/07/21(土) 23:12:22 ID:cHdAjqWI
そもそも「愛と云う戦場」は一般的にいう「戦場」
と同一か判らないので確定には至らない。
128愚人:2007/07/21(土) 23:16:08 ID:/fCHSP6I
>>120
愛の駆け引きを戦争に見立てているんだと思いますよ。
戦争っぽい単語がいくつかあるけど多分リアルな争いのことは言っていない…と思うよ俺は。
140柚飴:2007/07/21(土) 23:21:30 ID:NJDuoTv.
>>128
やはり戦いは比喩ですかね...
《雛罌粟》にも戦いに纏わる話があるみたいですが
これは時代としては昔でしょうか現代でしょうか?
和のイメージがあるのですが
だからと言って昔とは限りませんか
164逝姫:2007/07/21(土) 23:35:41 ID:cHdAjqWI
皆さんは、《阿修羅》な主人公→相手への愛ゆえに《阿修羅》だととるんですね。
私は、ただ単に「人殺し」ゆえに《阿修羅》だととってるんですが。
何か浮いててドキドキ(笑
《あなたに逢うのはどっちの私》は
逢えないでいる《あなた》と《私》が再会した時、人を殺し夜叉となり般若となっている私に逢うか
花の貌のように美しくあなたを迎える私に逢うかのどちらか…的だと思いました。
般若の凶暴性(殺め合うように 命削ぐように等)が至るところに出てきても
《この想いだけは穢れないように》と祈っている。
☆ぶっちゃけ結論は出ていない。




1 《夜叉般若の面(かお) 華の貌(かんばせ) あなたが逢うのはどっちの私》
☆第五段落より。「どのような時に《夜叉般若の面》となり、《華の貌》となるのか。」
  前述のとおり、《夜叉般若の面》は、女性の憤怒と嫉妬とを表している。
☆自身の中に二つの側面があるという説。
107愚人:2007/07/21(土) 23:07:39 ID:/fCHSP6I
とっても捻りのない意見を出したら二重人格ってことになりますね。
ちなみに般若ってのは妬み等で変化した女の人の事だったと思います。
120逝姫:2007/07/21(土) 23:12:22 ID:cHdAjqWI
私は
《夜叉般若の面》→戦場で戦う時の顔
ですかねぇ。
でも、そもそも《愛と云う戦場》は一般的にいう「戦場」
と同一か判らないので確定には至らない。
130柚飴:2007/07/21(土) 23:17:00 ID:NJDuoTv.
>>120
般若は
戦場というのが
実際の戦場ならば戦う時(人を殺める時)の顔
比喩であれば嫉妬の顔ですかね
108:2007/07/21(土) 23:07:47 ID:cINWeci.
《夜叉般若の面》 → 恋(嫉妬)に狂っている自分
《花の貌》 → 愛する人に見せる自分

という側面じゃないでしょうか。
☆どちらが見えるかは“あなたの見方によって変わる”のではないか、という説へ進化。
105ossan:2007/07/21(土) 23:07:25 ID:bCLphrYQ
いきなりむずいな。

あなたの目に私はどんな風に見えるだろう?
って意味でどういう時にどっちとかの問題ではないと感じる。
114烏丸:2007/07/21(土) 23:09:31 ID:ZVykT/y.
愛憎の二面性
見る側によって変わってしまうような。
116愚人:2007/07/21(土) 23:10:19 ID:/fCHSP6I
「どっちの私に逢うのかはあなた次第よ。」ってメッセージが見え隠れしているような、していないような。
☆あなたはこの見方、どう思いますか。

2 《阿修羅修羅の舞》《阿修羅修羅の詠(うた)》
☆各サビより。《阿修羅修羅》とは。
☆考え方はおよそ2つ。「阿修羅による修羅の舞、詠」、もしくは「ゴロをよくしているだけ」。
136ossan:2007/07/21(土) 23:20:29 ID:bCLphrYQ
《阿修羅修羅の舞》
阿修羅、修羅の舞と切って考えるのもありか。
修羅の舞は激しい恋のことかなと。
ただ、繰り返してゴロをよくしてるだけとも考えられる。歌にはよくあることだし。
142愚人:2007/07/21(土) 23:23:15 ID:/fCHSP6I
《阿修羅の修羅の舞》の真ん中の『の』の字を抜いただけかななんて考えたり。
つまり阿修羅の争いの舞と。
さてさて、舞とはなんじゃらほい。
☆《舞》と《詠》の示すものとは。
☆この歌詞を読み解く上で非常に重要となる解釈か、最後までこれについて論じていた気が。
147烏丸:2007/07/21(土) 23:26:20 ID:ZVykT/y.
恋に翻弄される《舞》。

愛を囁く《詠》。

かな?
148cxJr99ds:2007/07/21(土) 23:26:24 ID:9qVAxZlA
《詠》→嘆き
《舞》→あがき
とか
153謎駄菓子:2007/07/21(土) 23:31:36 ID:.9wOJRvg
《舞》
華麗に殺してみせましょう、御覧なさい。な感じがしますね
戦場で舞っているという気がしてなりません

《詠》
この殺め合いを唄ってみせましょう、お聞きなさい
それは阿修羅姫自体かもしれませんね、阿修羅修羅の唄
多分これは戦場で死する魂への悲しみの唄かもしれません。

変な解釈しか脳に!絵がああああああ
154レク:2007/07/21(土) 23:31:48 ID:F6j.5FHg
《舞》は、舞うように戦う?てこと?
《詠》は、その主役の女性が恋人の武士のことを思い愛の言葉を詠んでいるってことでしょうか?
160美羽:2007/07/21(土) 23:34:58 ID:qdVK9Lzc
《舞》→愛し合っている
《詠》→早く来てと呼んでいる(今すぐにでも会いたい)
…みたいな…?

なんか、阿修羅姫ってサロメティック・ルナティックぽい感じがする…。
166烏丸:2007/07/21(土) 23:37:24 ID:ZVykT/y.
《舞》は愛にとち狂って右往左往している姿。
《詠》は離れていきそうな愛しい人に呼びかける焦燥と嫉妬の声。嵐の声だし。

私はそんな愛故の滑稽さを皮肉ってるような感じに思えましたけど。
152愚人:2007/07/21(土) 23:30:58 ID:/fCHSP6I
《舞》 この手を取って、髪を解いて、脚を絡めて
《詠》 嵐の声、叫び続けて

舞には体の一部、詠には大声で喚いているような表現が入っていますね。
舞は性行為で乱れている様子だと思うのですが、詠はナンダロ…
☆あらためて分類してみます。
《舞》
◆恋模様
 恋に翻弄されている様。
 愛し合っている様。
 愛にとち狂って右往左往している姿。
 性行為で乱れている様。
◆戦場
 戦場で華麗に、舞うように戦っている姿。
◆他
《詠》
◆恋模様
 愛を囁く。
 嘆き。
 早く来てと呼んでいる。
 主役の女性が恋人の武士のことを思い愛の言葉を詠んでいる。
 離れていきそうな愛しい人に呼びかける焦燥と嫉妬の声。
◆戦場
 死する魂への悲しみの唄。
◆他
 あがき。
☆コーナーのラスト、「《舞》は性行為中説」がちょっと沸騰。
184愚人:2007/07/21(土) 23:54:50 ID:/fCHSP6I
《身モコガレツツ》
「ワタシの体がアナタを欲しがってるわ」ってことかと考えているんですけど違うかなぁ。
自分は舞を性行為と考えているのでこういう解釈になるんですよ。
191烏丸:2007/07/21(土) 23:58:35 ID:ZVykT/y.
>>184
手を取って髪を解いて足を絡める。
たしかに性行為に持っていこうとしている感じがします。
嵐の声がよがりごe・・・。
☆そういわれたらそういう風に考えるのが一番簡単なんじゃないかと思えてきました。

3 《禍の夢を 仄い土の底に孕んで 刻満ちる女は 赤い雛罌粟(コクリコ) 狂い咲くでしょ》
☆第七段落。《禍の夢》とは。それを《仄い土の底に孕》むとは。
  《刻満ちる女》とは。《赤い雛罌粟》の示すものとは。謎が謎を呼ぶ段落。
☆議題の提示前から話題となる。果たしてこれの意味するものとは。諸説誕生。
186レク:2007/07/21(土) 23:57:04 ID:F6j.5FHg
《禍の夢〜》は、その戦いのあとの戦場が思い浮かんだんですが、そこで死んだ武士達の死体(墓場)なんでしょうか?
188愚人:2007/07/21(土) 23:57:14 ID:/fCHSP6I
《禍の夢》はあなたと離れてしまうこととかかな。
土の底は何かの比喩なんでしょうね。
心の奥底のこととか。
土というのは女の人の狂おしい心を表しているとか考えてみたり。
193:2007/07/22(日) 00:03:34 ID:cINWeci.
《禍の夢》が何かっていうのがちょっと思いつかないんですが、
とりあえずマイナスのものですよね。

そういうものを自分の身の内深くに隠すように
(愛するあなたの目に触れないように)抱え込み、
それさえも養分として、時が来ると《赤い雛罌粟》のように美しく咲く。

恋に目覚めて花開く女性のイメージが浮かびました。
わたしは、この歌は人殺しのことじゃなくて
恋に狂って修羅の道に堕ちた女性のことだと思うので。
195美羽:2007/07/22(日) 00:04:35 ID:qdVK9Lzc
《禍》は思わぬ不幸とかって意味だから…。
もし愛している人が死んだら、とかそういう後ろ向きな考えのことかな?
そんなことを考えたくなくて《土の底に孕ん》だとか…うーむ。
☆《禍の夢》に踊らされる好事家たち。
☆《雛罌粟》の表すものの取り方で、解釈はかなり変わる様子。
200真紅:2007/07/22(日) 00:11:45 ID:ezFEXE/A
こんばんは いきなりですが…
赤いコクリコって、キスマークとか…?
本当にいきなりのカキコでごめんなさい 汗
☆はじめての方が書き込んでくださることで、世界は広がるのです。皆さんも是非ご参加ください。
202柚飴:2007/07/22(日) 00:16:28 ID:NJDuoTv.
生まれ変わるという解釈
本当に死んだのか
生まれ変わる→気持ちを切り替える・イメチェン(笑)
前半後半の「あなた」が同一人物ではないということも...??

《人の心 留まらぬとしても
この想いだけはけして穢れぬように》
今このときは重いくらいに愛しているのにすぐに心が変わってしまう女性

《灰い土の底に孕んで》(墓場?)
《赤い雛罌粟》(血?)
死を連想させる歌詞そして《転生》
また《阿修羅》も何度も死に、蘇ったみたいですね

転生にはどんな意味があるのでしょう

考えがまとまりませんorz
204ossan:2007/07/22(日) 00:17:10 ID:bCLphrYQ
もう深夜だよね。これはひょっとすると・・・
《禍の夢》=子を孕んでしまう。禍ではあるが、少しうれしい。だから「夢」を使ったのでは灰い土の底に孕んでの孕んではこの意味ともかけてあるのでは?
《灰い土の底に孕んで》=考えようにしているが、不安はある。
《刻満ちる》=時期的にやばい
《赤い雛罌粟 狂い咲くでしょ》 =行為による流血かな。あるいは生理によるものか?
☆このあたりから皆が疲れて錯乱状態。大丈夫か軍団カタルシス。

4 《交わった縁(ゆかり)の 指切る綾取り》
☆第八段落。
180夏色:2007/07/21(土) 23:50:48 ID:SEoFLeAg
《指切る綾取り》は、
綾取りは指にかけた言葉で、意味的には言葉の「あやを取る」って事かと。
相手が好き過ぎて、色んな事が気になって、
言わなくてもいい言葉で相手を問い詰めて、別れを切り出される。
とか。
183烏丸:2007/07/21(土) 23:54:44 ID:ZVykT/y.

《綾取り》は言葉の交わしあいみたいになるのかな。大抵二人でやるし。

指まで切れるって事は、よっぽど激しい分かれ方をしたのだろうか(笑。
☆疲れた軍団カタルシスには難問過ぎました。

【おまけ】 超解釈
☆今回は全体像としての解釈が一番手っ取り早いと考えた人が多かったようです。
  いろんな人の全体像をご紹介します。
141逝姫:2007/07/21(土) 23:22:58 ID:cHdAjqWI
この歌詞に関しては、主人公が嫉妬する原因の第三者が見えないので
相手(男)を除く誰かに大して恨みを抱くという可能性はないと思う。
もし《愛と云う戦場》が《愛のために、つまりは生きるために戦う戦場(私の解釈)》ととれるなら、人を殺すという残虐な一面を持つ「私」と、「あなた」が好きな人間らしい一面を持つ「私」が共存しているという風にもとれる。
恋の葛藤というより、自分自身の中の葛藤を「あなた」への愛に重ねている
のだと私は思った。
《何が一番尊いことかを教えて》→ここにも表れている。
158夏色:2007/07/21(土) 23:33:36 ID:SEoFLeAg
私は、この歌男に捨てられた女の人の歌な気がします。
たぶん、裏切られて捨てられたけど、まだ好き。

だから、あなたに逢うのは・・・のところは、
裏切られたことに対する悲しみや怒り、それとも今でも愛している気持ち、
次にあなたに出会ったらどっちの感情が湧くのだろうか。
という感じかと。
151ossan:2007/07/21(土) 23:28:29 ID:bCLphrYQ
現在の全体の解釈
1番:心中しちゃった。《恨ミザラマシ》「恨まないでください」、 犯す罪、殺め合うように 、胸深く刺さった
哀しみの剣など。
2番:自殺しちゃった。赤い雛罌粟(血のこと)、髪を解いて(自殺の前に髪をほどく)、 玉ゾ散リケル (玉=霊とすると、死ぬという意味に)など
3番:死んでない。この想いだけを抱いて生きて行くだけ。
170ossan:2007/07/21(土) 23:41:52 ID:bCLphrYQ
現在自分の意見では1番と2番がつながらないんですが・・・(やっぱ考え直そうかなぁ)
転生のヴィーナスだから1番で死んでも生き返ってるのかも。
まぁ、単に同じような恋の歴史が繰り返すって意味の方が妥当かもしれませんが。
182秘かに愉しむ好事家:2007/07/21(土) 23:51:38 ID:NJDuoTv.
主人公の女性が戦場で戦う人だとしたら
初めての恋、しかも狂うような恋にどうすればいいか分からないのでは
その愛し方の一つで死もあったかも...(>>151)
《あなたが欲しいと言ってるじゃない》とにかく求める不器用な恋

でもやっぱり戦場は比喩なんですかね(>>162
そうだとすると般若はやはり嫉妬ですか
でも嫉妬だと確定される歌詞はあまりないですね
戦場が比喩だとしても般若が嫉妬ではないという解釈もありますか?
>>164
その解釈は考えつきませんでした!
夜叉般若の面 華の貌
あなたに逢うのはどっちの私
には結構当てはまりますね

《あなたが欲しいと言ってるじゃない》
《もうあなたを誰にも渡さない》
これは心が離れる彼をひきとめているのか
ただの強い気持ちか
後者ではないかと思いますが
前者の考えの方も多いですね

何にしろ主人公の彼女は彼に対してかなり強い想いをよせていますね
☆まだまだあります。
185逝姫:2007/07/21(土) 23:55:28 ID:cHdAjqWI
《諸行無常 移ろいゆく浮世》
→この世は変わってゆくもの
般若としての、殺伐とした、この世に望みすら見えないといった心。
《人の心 留まらぬとしても 恨みざらまし》
→人の心が留まらなくても、恨まなかったのに『あなたの心が変わってしまうことが、怖い』
『』の中は、あの歌詞に続く言葉(私的解釈で)
人の心が変わってしまうのをどうでもいいと思っていたけれど
逢えないうちに「あなた」が心変わりするかもしれないと、初めて人の心変わりを恐れている。
ここのサビはそんな風にとってます。
192ossan:2007/07/22(日) 00:03:04 ID:bCLphrYQ
全体的な解釈がよくわからんくなった。部分から攻めよう・・・
《阿修羅修羅の舞 この手を取って》
激しく行為をしてる。

《諸行無常 移ろいゆく浮き世 人の心 留まらぬとしても 恨ミザラマシ 》
この気持ちは一時的なものなのかもしれないが、恨まないで。

《鮮血のヴィーナス 素肌に鎧うのは 金襴の鎧よりも美しい 愛と云う傷痕 》
さて本当に流血しているのかどうか?

《阿修羅修羅の詠 嵐の声が 恋しい名前を叫びつづける》
激しく彼を求めている。

《この想いだけは けして穢れぬように 》
汚れるのは何?→「犯す罪」につながる。

《赤い雛罌粟(コクリコ) 狂い咲くでしょう》
流血のことか?

《転生のヴィーナス》
鮮血のヴィーナスと別の女の人?

《阿修羅修羅の舞 髪を解いて》
髪をほどいてるのはなぜ?行為をするから?自殺するから?

《玉ゾ散リケル》
死ぬこと。あるいは、泡沫を玉にたとえている。

《阿修羅修羅の舞 脚を絡めて もうあなたを誰にも渡さない
魑魅魍魎夢魔食んで蜜蟲 堕ちる処まで堕ちて空蝉  身ノイタヅラニ》
難儀だが・・・性行為あるいは自慰行為にふけっているのかなぁともとれる身ノイタヅラニは「虚しい」という意味だと思う。

《この想いだけを抱いて 生きて行くだけ》
最後は生きることを選んだようだ。主人公は一人で途中で死んではいないのか、あるいは、一人ではなく最後の人は生きることを選んだとするか。転生とあるし生き返ってるのか?

この曲むずいよ!!
☆本音がポロリ。
225愚人:2007/07/22(日) 00:36:25 ID:/fCHSP6I
自分の意見をまとめてみた。
後半は疲れて適当になったw

阿修羅について
「ベッドの上は戦場よw」ということで、性行為中の主人公の様子。

《阿修羅修羅〜哀しみの剣》
主人公はそれこそ人を殺めてしまいそうな勢いで相手に溺れていたが、
諸行無常の理には逆らえず、男は他の女に心が移っていき、女(主人公)への愛情が薄れていった(この時代は一夫多妻制)。
女はそのことに胸深くに剣が刺さったかのようなショックを受けてしまう。

《犯す罪残さず 地獄の神に赦しを乞おう》
ここでの罪は彼女が今まで犯してきたつまみ食いやうっかり蟻を踏み殺したことも含める全ての罪。
死ぬまでにそれら全ての罪を清めてしまい、地獄の神に『最期の瞬間にあなたの瞳を見つめたい』と頼めるようにしよう。

《鮮血のヴィーナス〜愛と云う傷痕》
鮮血は『哀しみの剣』が刺さって吹き出した(もちろん比喩)
『愛と云う傷痕』はその際に出来てしまった。

《阿修羅修羅の詠 嵐の声が恋しい名前を叫びつづける》
あなたとの性行為の場面@
性行為中に相手の名前を呼び続けている。

《夜叉般若の面 華の貌 あなたに逢うのはどっちの私》
「私が狂ってしまうかどうかはあなた次第よ」

《禍の夢を 灰い土の底に孕んで》
相手と離れてしまう。そんなことをずっと考えてしまう主人公。

《刻満ちる女は 赤い雛罌粟 狂い咲くでしょう》
この部分は意味不明なのでシカト。

《交わった縁の 指切る綾取り》
自分以外の女の人と男の人との『縁』という糸を取り合う。

《転生のヴィーナス生まれ落ちた場所はこの地上の何処よりも果てない愛という戦場》
転生のヴィーナスは今の自分のこと。
「もともと普通だったのに、あなたに会って生まれ変わってしまったわ(愛に目覚めた)」

《阿修羅修羅の舞 髪を解いて あなたが欲しいと言ってるじゃない》
あなたとの性行為の場面A

《寢ても目醒めても泡沫の日々》
「あなたの心が離れてしまった今では全てが泡沫のよう」

《玉ゾ散リケル》
玉ってのは昔は美しい宝石類を指した。
そこで玉=涙。

《何がいちばん尊いことかを教えて》
ドロドロしすぎて頭の中がギャーっとなってパニックになった(適当)

《阿修羅修羅の舞 脚を絡めて もうあなたを誰にも渡さない》
性行為の場面B

《魑魅魍魎 夢魔食んで蜜蟲》
魑魅魍魎や夢魔を吸い尽くす自分(=狂ってしまった)

《堕ちる処まで堕ちて空蝉》
空蝉=あなたがいなくて空っぽの自分。
☆みんなすごくがんばったとおもうw またリベンジしましょうかw